遺贈とは

人の死後、その人の残した財産をめぐって相続争いが発生することは、珍しいことではありません。実際、「争族」という言葉さえ、使われることがある程です。そして、こうした相続争いを未然に防ぐ方法がいくつか存在します。その1つとして、贈与が挙げられます。これは、自分が死を迎える前に、自身の財産を他人に分け与えること、もしくは、分け与えると決めておくことです。つまり、自分が生きている間に、財産を引き継ぐ者を決めておけば、相続争いを回避できるというワケです。
なお、生きている間に財産を分け与える方法のほかに、遺言によって財産を分け与える遺贈という方法もあります。このとき、遺贈によって、財産を引き継ぐ人が受遺者です。当然ながら、受遺者は遺贈者の死後も生存している必要があります。もちろん、死亡していた場合、遺言の内容は無効となってしまいます。
また、遺贈にも種類があります。一つは包括贈与です。これは一定割合を示して分け与える方法です。「全財産を分け与える」などという場合、これに該当します。一方、特定の財産を指定する場合は、特定贈与といいます。例えば、「この土地を妻に遺贈する」などという場合は、特定贈与に該当するワケです。

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